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1年ぐらい前にもブログで書きましたが、
以前のブログはコチラから
予防処置の一環として6歳臼歯(第一大臼歯)にされる「シーラント」については、利点も欠点もあり、私は欠点のほうが大きいと思っていますので、開業から11年1度も行ったことがありません。実際、この11年間でシーラントやっておけば良かったな~と思ったことも1度もありません。当クリニックのデータを見てもシーラントをやっていないからといって子供の虫歯が極端に多いということもありません。ようは、予防という考えからどのような取り組みを行えばよいか、その子に合わせてどうすればよいかは様々で、結果として当クリニックはシーラントを行わないという姿勢です。
これが、当クリニックそして私の考え。
ただし、私たちと違う考え方のクリニックもあると思うので、その根拠がしっかりあるならば私は「みんなちがってみんないい」と思っています。なので、患者さんそして親御さんに私はしっかり説明して、やっぱりシーラントをしたいという方は、行っているクリニックで処置を受けることをおススメしています。
そんな折、先日の出来事・・・。
あるクリニックのスタッフさんが、「シーラントをしないと絶対むし歯になる!」「シーラントをしないなんて馬鹿げている」などなどいろいろ言っていたようで、どうしたらよいかという相談を受けました。まあ~盛岡市から1歯500円のシーラント券(上下左右で2,000円分)が出ていますから是が非でもやりたいのでしょうが、なんでそこまで極端に言うかなあ~というのが正直な感想です。そうするとブログhttps://www.taka-dental-clinic.com/blog/blog/1490/のようにシーラントをしてもシーラントの下にむし歯ができた場合はどう説明するの?って思うわけです。
そのスタッフさんが、しっかり勉強したうえでそのように発言したのか、クリニックの方針だからなのか、ただの思い込みなのかわかりませんが、物事には良いも悪いも両面あるので、その中で自分はこういう根拠でこっちのほうが良いと思うと説明してあげるのが、医療人としての説明の仕方だと思います。
あらためて言葉を尽くすことの大切さを感じたエピソードでしたが、当クリニックではしっかりと説明させていただきますので、なんなりとご相談ください。
院長 佐藤