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形や色の復元の次は長期性

火曜日, 6月 20, 2017 @ 11:06 AM

数十年前は、歯がむし歯になってしまうと抜歯、その後も大きく削ってかぶせ物での修復ということが一般的でしたが、最近は技術や使用する材料の進歩もあり悪いところだけを削って詰め物で治す最小限の治療が主流になってきました。

その際に、いかにも治しましたというのではなく、如何に歯の形や色を天然歯のように修復するか、どこを治したか分からないという治療が私たちが目指すものとなりました。その治療のひとつが、当クリニックがよく患者様に提案させていただくダイレクトボンディングの治療になります。

私自身もこの治療法に取り組んで14年ほど経ち、最近はどこを治したから分からないという領域に少しは近づいてきたかなと感じております。しかし、その治療はその時だけ良ければいいというものではありません。形や色の復元が出来るようになれば、次の段階としてどれだけ長期的にもつのかというところがポイントとなってきます。

 

上記のそれぞれの治療前(写真上部)ですが、以前の先生での治療後の状態とも言えます。もちろん、それぞれの治療を行った先生は全力で治療を行ったと思いますが、数年後に同部位が適合不良、むし歯、すり減り、劣化etcなどの状態を引き起こしています。

その状態から私が治療を行い写真下部のようになったわけですが、今度は私の治療が数年後に同じようにならないためには、治療の精度を高めることはもちろんですが、患者様と私たちの二人三脚での予防とメンテナンスが必要であると考えております。ここが上手く出来ていないと短期でも状態は悪くなりますし、逆に上手く出来ていれば中期~長期においても維持・安定することが出来ると思っています。

こちらの患者様は、奥歯の銀歯3本をダイレクトボンディングで修復しました。特に症状もなく快適に過ごしていただいております。

そして、3年後がこちら・・・

3年間お口の中でしっかり機能しているので、経年的な多少のすり減りはありますが、治療直後からの大きな変化は認められません。この3年間の適切な予防とメンテナンスの成果が出ていると思います。今後も継続していただくことで、5年10年と維持できればと思っております。

『治療の終わりは、予防の始まり・・・』。患者様にとっては終わりが無いように思われるかもしれませんが、この意識をしっかり持ち実践していただくことが長期的に歯を保存することが出来、年をとっても自分の歯で美味しくご飯を食べることが出来る!人前で口を開けて笑える!といったお口のことで悩まない生活を送ることが秘訣だと思っております。

最後は、大局的な話になりましたが、先ずはしっかりとした精密な治療を受け、しっかり予防やメンテナンスに取り組んでいきましょう。このような治療や予防に興味のある方は一度ご相談いただければ幸いです。では、今週もよろしくお願い致します。

 

院長 佐藤