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2年前の今日書いた記事を読み返して思うこと

火曜日, 1月 16, 2018 @ 12:01 PM

2年前の2016年1月16日にこのようなブログを書いていました。

以前のブログはコチラからhttp://www.taka-dc.com/case/1915/

今読み返してもそのとおりと思うのですが、最近はそれに加えて思うところもありますので、その辺について今日はお話したいと思います。

治療費は、世界各国の物価にも左右されますので、多少上下すると思います。なので、元記事の根管治療の費用のグラフのように国によって2~3倍の差があるのはしょうがないと思います。しかし、対日本となると話はやはり変わってきます。アメリカとは約20倍の差となっております。これは、物価の違いによる差ではないことは明白だと思います。

では何か・・・

2~3倍程度であれば、歯科治療の価値観というのは国が変わっても概ね変わりはないと思いますが、20倍すなわち日本人からすると1/20となると全く価値がないといっても過言ではないと思います。

本来であれば価値は同じで、国の医療制度・保険制度によって患者さんの負担額がゼロや何割となったり、民間の保険会社も交えた保険制度であったり、全て患者負担だったりするわけです。しかし、日本はというと国の情報操作により、歯科治療自体に価値はないという費用設定にしています。根管治療1回とコンビニのコーヒー1杯が同じ価値でしょうか?何十年もその制度の土壌に浸かっていればそれが当たり前になってくるわけで、その制度から外れた自費診療は「費用が高すぎる」「この歯科医院はボッタクリじゃないか」と思う訳です。

医科においても自費診療はあります。効果は世界的には認められてきているが、国が認可していない薬であったり、国が認可していない最新の手術や治療。薬代が1ヶ月で数百万円、手術代が数千万円と聞くこともあります。これを個人でポン!と払える人はそうそういないと思いますが、ただ治療の価値という点においてはこうなのだと思います。なので、そこに医療制度、保険制度がどう係わってくるのかだと思います。

しかし、価値自体を操作し、ある意味国民を数十年に亘り洗脳してきている訳ですから、医療従事者と患者さんとの間に価値観のギャップが出てきているのが現状だと思います。

今後も情報操作とこのギャップは変わらないと思います。あとは患者さんがこのことに気付き、ご自身の判断でより良い治療を選択するかが、この国で医療を受ける心構えだと思います。

ちょっと厳しいことを書きましたが、手軽に治療を受けることが出来るのがこの国の医療制度の最大のメリットではありますが、高齢化に伴う社会保障費の自然増加や多種多様で高度化してきている医療は、限りある財源の中の保険制度の範疇に収まりきらないのも現実です。しかし、それらのために論点のすり替えを行い、歯科医療を価値の無い物にするのは全く違うと思います。

今回の投稿は1つの問題提起だと思って皆さんも真剣に考えていただければ幸いです。

 

院長 佐藤