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前歯の斜めやすきっ歯にお悩みのの皆様へ ―最小限の介入での審美治療―

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たかブログ

前歯のお悩みで案外多いのが真ん中の歯の隙間、専門用語で言うと『正中離開』です。決して病気ではないのですが、審美的に気にされている方も多いかと思います。かく言う私も正中離開ないのですが・・・(汗)

私たち歯科関係者は、どうしても職業柄人と会うと口元に目が行きます。男女問わず口元がキレイな方(むし歯がない、歯並び&咬み合わせがキレイetc)は魅力的な印象を受けますので、隙間が空いている方はやはり目についてしまいます。

さて、この隙間ですが、ダイレクトボンディングで治すと言ってもその程度によって難易度はかなり変わります。そこをしっかり診査・診断しないと結構残念な仕上がりになってしまうことがあります。なので、ちょっとダイレクトボンディング治療をかじったことがあるでは治せない治療になります。

今回の治療方法

20代女性、前歯の隙間が気になることを主訴に来院されました。

治療回数は1回(初診時の診査1回、治療1回、1週間後のチェック微調整1回と合計では3回掛かります)。費用は2本で15万円。

患者さん自身は隙間の大きさ(幅)にどうしても目がいくと思いますが、我々歯科医師はそれだけに囚われてはいけません。診査のポイントは大きく4つ、細かく言えば6つあります。これを怠ると残念な結果まっしぐらです(T_T) この診査によって難易度がはっきり分かり、どのように仕上げていけば良いかがイメージできます。今回の最大のポイントは隙間の大きさより歯のはえている方向、角度ですね(この辺の解説は後半で・・・)。そこを見誤ってしまうと失敗してしまうでしょう。先ずはその辺の問題点をお話させていただいた後、イメージの共有をして、実際の治療時間とお見積もりを出させていただき、ご同意が得られましたら契約書にサインをしていただきその日は終了となります。

ラバーダム防湿をして治療スタート

治療日は、唾液や呼気、浸出液の影響を受けないようにラバーダム防湿をして治療スタートです。

今回はちょっと長丁場になりましたが、充填するうえでの4つのポイントを意識しながら可能な限り左右対称になるように詰めていきました。

治療の4つのポイント

セミナーを受講された方は4つのポイント覚えてますか~?詰め終わりましたら歯の表面が自然に見えるように仕上げていき、審美的に見えるようにしながら長期的にもその艶が維持できるように徹底的に磨いていきます。そうすると、このような仕上がりになります。

 

そして、詰めた範囲は赤線で囲んだ範囲になります。

 

咬むほうから見るとその理由は分かりますよね。今回は、ハの字に歯が開いており、かつ非対称に捻じれが入っているので、それを修正しようとするとこのくらいの範囲を詰めなければならず、その他にも左右対称になるように仕掛けをいくつか施さなければならないので、難易度が高かったという訳です。

前歯のすきっ歯治療のまとめ

1週間後に微調整をして終了となりました。患者さんも大変喜んでいただき、長年のコンプレックスが解消できたようです。この患者さんの喜びが私たちの喜びでもあるので、疲れも吹っ飛びます!(^o^)/

今回の正中離開は、ダイレクトボンディングの適応症と判断させていただきましたが、場合によっては矯正治療やかぶせ物の治療が適応になることもあります。また、ダイレクトボンディングの費用に関しても難易度によって変わってきます(概ね2本で10~20万円)。今回のようなダイレクトボンディングを用いた審美治療にご興味のある方は一度ご相談いただければ幸いです。

また、歯科医師の皆さんでこのような治療のセミナーの受講を検討されている方は『知立研修センター』のセミナーをご検討ください。私以外にも多くの先生方のセミナーが開催されております。ちなみに、私のセミナーは出来るだけ術者のセンスや感覚に左右されない診査診断とシステマチックな充填がポイントです。

以下がホームページになりますので、事務局までお問い合わせのほどよろしくお願い致します。

https://www.chiryu.biz/

https://www.facebook.com/ChiryuTC/

では、連休も今日で終了となりますので、明日からまた診療をがんばっていきたいと思います。

 

院長 佐藤

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