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世界の歯科事情

木曜日, 11月 11, 2010 @ 09:11 PM
最近、この手の情報を歯科関連雑誌で見かけることが多くなってきました。日本人が普通に受けている歯科治療やその健康保険の仕組みは、世界的に見るとかなり特異であることが分かってきております(決してよい意味ではありません・・・)。
歯科の保険制度は、世界的には大きく分けると3つに分類されるようです。
1.健康保険がないorごく一部しか健康保険が利かない
 アメリカやカナダが代表的です。健康保険がないため高額治療になります。ただし、歯科医師の責任も重く、しっかりとした治療を行わないと訴訟を受けることもあります。貧困層は、治療を受けることができないのが最大のデメリットですが、歯は自己責任という意識が皆あるので、予防処置には積極的で、歯に対するモチベーションがすごく高いのが特徴です。
 
2.治療費は一切無い
 スウェーデンが代表的です。この国は、教育も自己負担はないので素晴らしいと思われがちです。しかし、その全てを税金でまかなっているので、給料の半分以上が税金で持っていかれます。歯科に関しては、予防治療にかなり力を入れており、国民の歯に対する意識もかなり高いのが特徴です。歯科医師側には国から十分な報酬が与えられるので、歯科医師のレベルも高く、国家レベルで歯科に取り組んでいます。
 
3.皆保険(一部自己負担)
 言わずとしれた日本、以前の韓国やドイツです。韓国とドイツは、医療費が膨らみすぎ、保険制度が崩壊しました。歯科に関しては、治療技術の一部のみ保険適応でそれ以外は自費診療となったようです(未確認の部分もあります。申し訳ございません)。日本はというと、何とか持ちこたえていますが、高齢者社会というのもあり、韓国やドイツのようにならないとも言い切れません。また、歯科に関しては途上国なみの治療費(歯科医師の診療報酬)ですが、治療のクオリティーはアメリカやカナダ、スウェーデンなみのものを求めるのが日本の国民性です。国民の歯科に対する意識は低く、80歳での残存歯数が北欧は20本以上に対して日本は約6本と大きく水をあけられています。
 
一概にどの保険制度が良いとは言い切れませんが、先ずは個人がしっかり意識をもって歯を予防することが大事であると思います。また、同時に歯科医師もしっかりとした治療を提供しなければならないのは当たり前です。日本の歯科の保険制度は、治療技術の進歩が全く反映されておらす、世界から20年以上遅れていると言われています。世界からバカにされている日本の歯科治療を変えるのは、国民一人一人の意識の変化かもしれません。今後、日本がなんとか良い方向に進むことを願ってやみません。
 
盛岡職人歯医者 http://www.taka-dc.com/