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根管治療③

土曜日, 8月 7, 2010 @ 09:08 PM
マイクロスコープを使用して根管治療をしているとしばしば以下のような状態に出くわすことがあります。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
根管(神経の通り道)以外に穴が・・・。パーフォレーションであります。元々の虫歯が深く、本来貫通させるべきでないところまで削ってしまったものか?、それとも闇雲に削って健康なところに穴をあけてしまったものか?願わくは前者であってほしいと思いますが、必ずしもそうとは言えないでしょうが・・・。裸眼やルーペでは見えないのでしょうがないと言って良いものか迷いますが、どちらにせよ見えなかった結果と言えるでしょう。このような時に大昔はアマルガム、ひと昔前はグラスアイオノマーセメントやスーパーボンドで修復していました。しかし、どの材料も予後を見るといまひとつで、中~長期の経過では抜歯に至るケースが殆どでした。現在は、MTAセメントの出現により安定した結果が得られ、体への為害性も無いので、長期保存も可能との報告がされています。MTAセメントの問題点は、2g 20,000円と高価である反面、この処置への保険適応が無いということと、約1mmの穴を過不足なく封鎖するにはマイクロスコープと専用の器具とテクニックがいることです。
 大多数のDrはこの穴を見つければ抜歯を宣告し、ブリッジやインプラントの治療を説明すると思いますが、私はまだ歯を残せると判断し、このような処置を施します。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
傷を負ったリスクのある歯を抜いて、ブリッジやインプラントにするのも決して間違った治療ではありません。しかし、私は1本の歯をしっかり残すことを追求していますので、この程度であれば残します。どちらを選択するか、どちらのDrを選択するかは患者さん次第です。
職人歯医者は、自分自身の歯を残すことを追求した精密治療を行う歯医者です。