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根管治療②

火曜日, 8月 3, 2010 @ 08:08 PM
上顎第一大臼歯の根管治療は根管治療の中で難しいもののひとつである。そして、再治療が多いのもこの歯である。何故か?私が思うに根管の見落としと根管治療そのものの質が原因であろう。「この歯の根管は大抵が3根で稀に4根のこともある」と学生時代は教えられてきたが、その時代はマイクロスコープの治療がまだ一般的でなかったので、そのような見解であったと思われるが、現在はマイクロスコープによりいろいろな視覚的な情報を得ることが出来るので、5~6割は第4根管を発見できる。アメリカの文献でも同様なことを言っているので、私の経験もあながち間違ってはいないだろう。先日受講した根管治療の達人クラスの先生は8~9割と仰っていたので、私自身まだまだ修行が足りないのかもしれないが・・・。
 さらに、第4根管の位置は近心根の下ぐらいの位置が一般的かもしれないが、実はいろいろな位置に出現する。以下の写真のように様々なのである。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
探し方のポイントはいくつかあるが、第4根管は歯質に隠れていることや発現する深さが他の根管と違うことが多いので裸眼やルーペでの発見はまず困難であろう。
まだまだ半人前のマイクロデンティストであるが、このくらいは出来るのである。この治療無しにセラミックのかぶせ物は安心して入れることはできないとつくづく思う。