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季節は、夏本番を間近に控えておりますが、当クリニックにおいて今月は根管治療(歯の根の治療)で来院される方が増えております。私の治療の4割弱が根管治療ではあるのですが、今月はそれを上回る勢い・・・。前医で抜歯してインプラントやブリッジの診断を受け、なんとか歯を保存できないかといらっしゃる方がほとんどです。
こちらの患者さんはちょっと前になりますが、以前根管治療を受けてその後かぶせ物のための土台を入れたところ違和感が出てきたので相談したところ、それなら抜歯かなとなったので、何とか歯を残せないかと当クリニックに来院された方です。
先ずは、気になっている部位およびその周辺の詳しいしい診査ですが・・・。
むむむ・・・
土台の適合不良とその周辺のむし歯が認められます。
レントゲン写真を見ると根の病気が・・・。確かに病気はやや大きいですが、すぐ抜歯となるには時期尚早のような。
↑病気の広がりはこんな感じ
しっかりとした根管治療でまだ回復の見込みはあるように思われます。現状をご説明させていただき、治療を行うことにしました。
初回、歯の中を探っていくとかなり細菌感染を起こしていました。その感染を丁寧に丁寧に取り除きながらキレイにしていったところ、
すぐ違和感も消え、膿も出なくなりましたので、最終的な詰め物をしました。今後は、新しい土台と仮歯を入れてしばらく経過観察をして、病変の縮小やその他症状を確認したところでかぶせ物の治療に移行していきたいと思います。
当クリニックでは、インプラント治療は行っていませんが、その代わり歯を保存する治療に力を入れています。どちらが正しいのではなく、どちらも必要な治療ですので、それぞれのメリット、デメリットなどを比べていただいて最良の選択をしていただければと思っています。
もし、このような治療に興味のお有りの方は、お問い合わせいただけれ幸いです。
では、今日も1日がんばっていきたいと思います。
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